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Author:sakaiyukina
振付家・ダンサーの酒井幸菜による日々の制作メモ

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ダンス部、入賞!


コーチとして指導している母校、神奈川総合高校ダンス部chiffonsが
先日の県新人戦(テーマ部門)にて5位入賞いたしました。
指導を始めて5年目にして念願の、群舞作品での入賞です。
神奈川の高校ダンスは全国大会での入賞常連校が多く、
層の厚いレベルの高い県という言い訳もありますが、
その中で彼女たちの頑張りが目に見える成果に結びついたことは
彼女たちにとっての励みになっていくし、私も嬉しいです。

<過酷さをも生き抜く生命>というテーマを、
熱帯雨林の縮図をヒントに構成した作品でした。
彼女たちの話し合いから出てきたこのテーマは
はっきり言えばありがちでひねりがないものでした。
なので正直に「スタンダードなテーマだから、
自分たちなりの視点が盛り込まれないと作品として深くならない」という
ことは最初に伝え、彼女たちから出てくるものを尊重しつつ、
シーンや振付けで見せようとしていることを客観的に整理してあげたり、
踊り方のイメージを伝えたり、テクニック面の指導をしたり。
私のあれこれいうこともヒントになったと信じつつ、
彼女たちはよく話し合い、よく動いて、工夫し、
最後まで粘って作り込んで踊り込んだと思います。

夏から作品づくりを始め、
秋に2回の舞台での上演を経ての新人戦での入賞。
時間をかけて取り組んできた成果は、
顧問の先生方の協力、OGからのアドバイス、
ご家族の応援があってこそのものです。
感謝とともに、次への期待を込めて日々精進あるのみですね。

突然投げ込まれたコーチとしての指導する機会は、
とにかく試行錯誤を繰り返し、
ようやく自分の立ち方がわかってきた気がします。
先日父からも言われた「みる眼のある人」という立場に、
ここではわたしが責任をもっていなくてはならないと実感しました。
指導は「課題を与え、ヒントを投げかける」こと、
というのが、わたしのコーチとしての立ち方で気づいたことです。
知識や技術を「教える」こと、そのために自分も勉強が必須ですし、
ひとりひとりへの声の掛け方というのセンスも必要。
最初は「向いていない!」と自己嫌悪に陥ることもありましたが、
シフォン以外にも他校の授業やWSなどの現場を経験させていただき、
私なりにできることがわかってきました。

とくにダンス部では、まず表現するための土台となる体づくりは必須。
とにかくまずは動かせることが大切だと。
そして、ときどきそこにちょっと変化球なヒントを投げてみる。
それが感性を育むきっかけになれば。
また、コーチとしてひとりひとりの状況を察知し、声をかけること。
これがモチベーションを引き出すのだなと。

あともうひとつ、
やはり黙々自主練する子は伸びる!
すぐにはできなくても、その自分の体を見つめることが変化に繋がる。
自分の体や動きと向き合っている様子を遠くから見守りつつ、
ときどきやり方をサポートしてあげる。
そういう子は観察力が鋭い。はっとさせられることも多いです。

今の期は部長さんはじめ、とてもいいチーム力が育ってきたので、
これを来年度は3年生として身に付いた実力で1、2年生の刺激となる
手本になって部活をさらに育ててほしいと願っています。


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