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振付家・ダンサーの酒井幸菜による日々の制作メモ

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躍れ、叫べ


僕の手を握れ

「冬だ、冬だ、何処もかも冬だ」
と始まる高村光太郎の『冬の詩』。
最近ダントツの存在感を放つユニクロのCMで使用され、
耳にするその度に心がすーっとひんやり高揚します。
音読するべき詩。
静かに粒だったことばたちが、
声に出すことで力強く躍動する。
悔しいくらい、美しい。

『難聴のパール』でも
中原中也の『湖上』を引用し音読するシーンがありました。
「ぽっかり」という響きが印象的で、
作品や空間の重さを調和させる効果として。
それとのゆるやかな伏線として『Night in June』でも
朗読のシーンがあります。
このシーンの詩は
中也の詩の印象を一度身体に落とし込んで酒井が書きました。
あれを書いてるときの感覚は、なんだか不思議な時間でした。
そしてそれを山崎安紀子さんに読んでもらうことで、
小さな空間に、面影のようなたゆたう風景が立ち現れたのでした。

小学生の頃、
よく声に出して教科書の詩や本を音読していました。
その頃の感覚を今振り返ると、
音にすることで、その言葉の温度や重さを体感し、
体の内側を空っぽにして音を発する心地よさを
思い出します。
最近はあまり声に出して読むことがないなぁ。

大学の時に演劇の授業の成果発表で
ドイツの現代戯曲『Bomb song』をグループでリーディングしました。
その時の私のパートに「血、血、血」と血を3回言うのがあって、
このリズムや強さに、私なりにずいぶんこだわった記憶があります。
もちろん戯曲の読み込みの上での考察もふまえ、
言葉を音としての表現として気を向けたのは、
これが初めてだったかもしれません。
他のパートでも息継ぎせず一気にたたみかけた方がいいものや、
聞こえないくらいの囁き、お腹から低く力強く発声したり。
戯曲を楽譜の用に読むのも面白い。
そういう視点で実験的にまたやってみようと思います。

実は最近、聴いて美しい詩と、
黙読することで動き出す詩というのを書きたいと思っています。
このふたつは違って、
誰かが読んでいるのを聴くことで音楽として発見するのと、
もうひとつの黙読詩は鑑賞者ひとりひとりの身体の中で響かせ、
そして疼きだす、身体性を刺激させる、
そんな詩というか仕掛けとしての言葉を作品としてつくりたいなと。

ikebana1206
<母と庭で採ってきた植物を、床の間にいけばな>



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