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Author:sakaiyukina
振付家・ダンサーの酒井幸菜による日々の制作メモ

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最新情報など、お知らせします
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【出演】
ショーンレノン コーネリアス
『Heart Grenade』MV
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【出演協力】
青葉市子
『いきのこり●ぼくら』MV

【振付】
攻殻機動隊ARISE ED曲
salyu×salyu
『じぶんがいない』MV

【掲載】
月刊ブレーン 2013年4月号
<ニュークリエイター>で
ご紹介いただきました

【演出・振付・出演】
清竜人 MUSIC SHOW LIVE DVD
完全限定生産>>

【対談企画】
急な坂スタジオHPにて
対談公開中!
こちらから>>

【インタビュー】
SONYヘッドフォンBT150NCを
モニター体験して
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ブログリニューアルします!


2009年9月から始めたこのブログ、
ひと区切りということでこちらでリスタートしようと思います。
▶︎▷▶︎sakaiyukina-days.tumblr.com

あらためて、どうぞよろしくお願いします◎

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嵐は過ぎ去り、6月の雨に


先日、無事に『テンペスト』千穐楽を迎えることができました。
ありがとうございました!
古谷一行さんはじめ素敵なキャストのみなさま、
幻想の音楽を奏でてくださったmama!milkさんとトウヤマさん、
プロスペローの魔術を実現した演出部・スタッフのみなさま、
そして、心強く愉快な妖精ダンサーズの依田さんと彩子さんとともに
日々楽しく取り組むことができました。

なにより、白井晃さんの演出の舞台で、
シェイクスピアの世界を体験できたことは豊かな経験となりました。
無骨で荒々しくも絵画的で上品な舞台空間。
最後に演出家ご本人から「あの空間での居方がよかった」という
お言葉をいただけて、とても嬉しかったです。

今回はお芝居の舞台で、私自身気付くことがたくさんありました。
とくに実感したのは、
役者さんは<言葉>を拠り所にして存在を立ち上げていくこと。
言葉を発するためのチャンネルをいくつもお持ちになり、
演出家の指示や相手との演技のやりとりでどんどん切り替える。
当たり前ですが、役者さんは<役>を考える。
それに対して、ダンサーとしての私は<空間>を肌感覚で測定し、
空間での<役割>を考え、立ち方を気をつけていました。
やはり空間を把握する感覚はダンサーとしての私の特徴であり、
大切にしたい感性だと思いました。

そして井手さんの振付け、ステージングも勉強になりました。
ほんと、神技なタイミングをお作りになる方!
わたしがリップさせていただいた「エアリエルの歌」の手振りは
共演者のみなさまにも大好評。「えくぼを叩く」キャッチーな振りや、
個人的には「真珠のボタン」の振りがお気に入りでした。
私も振付家として人を配置して動かしていくことが好きなので、
いつかお芝居のステージングもやってみたいです。

個人的に感慨深かったのは、
小学生の時に初めていわゆる「お芝居」を観たのが、
白井さんが演出された遊◎機械/全自動シアターの『こわれた玩具』で、
その白井さん演出の舞台にダンサーとして立てたこと、
それと、高校生の時にひと聴き惚れしたmama!milkさんの音楽と
なんと!生演奏で舞台上でご一緒できたこと。
自分の過去のときめきたちが繋がれたご縁に静かに感激でした、、、
(高校の時に初めて買ったmama!milkさんのCDと、
以前頂いて持っていたトウヤマさんの楽譜にサインをいただき、
トウヤマさんにはちゃっかり楽譜の曲を演奏まで!大喜びです。。)

とにもかくにも、
嵐のように舞台は去りますが、その切なさは胸に、
ひとり櫂を漕いでぐいぐいと航海を。またどこかでめぐり逢えるよう。

次回出演は、6/29(日)に南品川のギャラリーでソロをやります。
☆イベントURL>>>
(創作のために久しぶりに映画と音楽に浸かる日々。
近年断トツの衝撃、レオス・カラックス『ホーリーモーターズ』を前に、
こういうショックがやはり原動力、と自らを奮い立たせております。)

急な坂スタジオQ 連続トーク参加


サポートアーティストとしてお世話になっている急な坂スタジオにて、
レジデントアーティストやサポートアーティストの
稽古場見学&トークの企画に参加しています。

全日程参加が好ましい条件だそうですが、
なんとも贅沢な企画!ご興味ある方はぜひ!

☆詳細>>>

世界一ちいさな、テンペスト


5/15〜6/1に新国立劇場で上演される
白井晃さん演出の『テンペスト』にダンサーで出演させていただきます。
振付けは井手茂太さん。
ダンサーの依田朋子さん、福島彩子さんと一緒に、
素敵なベテラン俳優陣のみなさんと日々稽古に励んでいます。
シェイクスピア最後の戯曲を「世界一ちいさなテンペストを」と銘打った
白井さんの演出の現場で体験できることにわくわくしています。
ぜひぜひ、観にいらしてください!

☆『テンペスト』公演詳細>>>

居間theater


今週末15,16日は、谷中のHAGISOで踊ります。
大学の後輩でもあり、「眺めるのが好き」という共通の視点をもった
親愛なる稲継美保ちゃんの演出作品。
共演は、独特な身体性をもったダンサーの山崎朋ちゃん。

美保ちゃん&朋ちゃんはHAGISOを拠点にパフォーマンスをつくっている
<居間theater>の立ち上げメンバーで、
この居間theaterというプロジェクトはとても興味深いものです。
【人が集まり時間や出来事を共にする「居間」的な、
そして「劇場」的でもある場所のことを考えながら活動します。】

食しながらくつろぐ居間、
そこから劇場的な風景を眺めてぼんやり思いを巡らせ、
思いがけず「何か」に気づいたりする仕掛けをつくる。
日常的な空間=居間が、ふと劇場に変わる感じ。
ささいな出来事が、ダンスに感じられる瞬間。
わたしも振付家として常々そういうことを考えているので、
とても興味深く、美保ちゃんの演出にも共感しつつ発見がたくさん。
いま私が興味のあるアイディアも採用してもらったりして、
チャレンジもさせてもらっています。

こういった風景の見方を面白がっているということを、
どういう風にしたらストレスが少なく伝えることができるのか?
そんな作家的観点の話しもしながら、取り組ませていただいてます。
念願の稲継作品への出演なので、ぜひ観にいらしてください!
*酒井は<15日(土)14時/16日(日)17時>に上演する
『キッチン、リビング、奥の部屋、ステージ』に出演します。

☆公演詳細はこちら>>>

▼▽▼▽▼▽
HAGISOパフォーマンスプロジェクト
「居間 theater」1周年記念ダンス公演

居間 theaterが、デュオ作品2本をプロデュース!
1年間HAGISOで過ごしてきた居間theaterが改めてその空間を見つめ直す
『キッチン、リビング、奥の部屋、ステージ』。
2人のダンサーによる2つのソロが出会い、
決して出会わない1つのデュオを織りなします。
そしてもうひとつは、
居間 theaterに縁の深い振付家・京極朋彦による『幽霊の技法』。
1月に発表したばかりのソロ作品に新たにダンサーを加え、
デュオ作品として再演!昼と夕暮れの時間帯を入れ替え交互上演します!

−−−
『キッチン、リビング、奥の部屋、ステージ』
構成・演出:稲継美保
出演:酒井幸菜、山崎朋

『幽霊の技法』
振付:京極朋彦
出演:伊東歌織、京極朋彦

【日時】
3月15日(土)
14:00『キッチン、リビング、奥の部屋、ステージ』
17:00『幽霊の技法』

3月16日(日)
14:00『幽霊の技法』
17:00『キッチン、リビング、奥の部屋、ステージ』

*受付、開場は開演の30分前より開始いたします。

*両日19:00より、
居間 theaterの1年間のパフォーマンスのダイジェストを含む
映像作品「居間 theater Documentary Films (2013-2014)」を上映
(予約不要・入場無料)

【参加費】
■ 1ステージチケット ¥2,000(ドリンク付)要予約/小学生以下無料
■ セットチケット ¥3,500(ドリンクチケット2枚付)*枚数限定
・『キッチン、リビング、奥の部屋、ステージ』1回+『幽霊の技法』1回

【ご予約】
①HAGI CAFEにて直接ご予約
②Web予約:予約フォーム>>>

【場所】
HAGISO (東京都台東区谷中3-10-25)

▲△▲△▲△

居間theaterの活動を記録した2つの映像作品も、
このプロジェクトへの理解が深まるよいドキュメンタリーです。
有川さんの方はパフォーマンスが再編集され映画のように、
みかなぎさんの方はインタビューも交えた良質なドキュメント。
こちらもぜひ。