今日は稽古納めでした。
年明けすぐの都美での『ノワールの呼吸』のリハ。
実際の会場にリノを仕込んで、

<半紙に見立てて、白リノにしました>
衣裳をつけて、

<写真だと真っ黒ですが、さまざまな黒のレイヤーになってます>
演奏のおふたりにも衣裳を着てもらい(こちらは当日をお楽しみに!)、
空間のバランスや響きを確認しながら、構成を通し。
わたしは衣裳のさばきに最初手こずりましたが、
布のボリュームや質を活かして動けたらいいなと思います。
今回衣裳は、BEDOROというご自身のブランドでも活躍中の
長嶋恭介さんにお願いしています。★BEDORO HP
>>>彼とはひょんなご縁で知り合い、お話をして意気投合、
今回初めてご一緒させていただきます。
武蔵美の空間演出デザイン科で学ばれていたこともあって、
空間のバランスから衣裳の話しをできるのが新鮮でした。
彼自身の作品もとても面白く、漆を使った布の作品の話しとか、
日本人は直線を着ることによって体との「間」をつくる和装の話しとか、
なかなかに刺激的です。
あれこれイメージを伝え、具体的な形にしていただいてます。
実際に着て踊ってみて調整していただくことや、
構成的につけたい衣裳の変化など、わたしからの注文も多く笑、
お正月返上で仕上げていただくことになりそうですが(ごめんなさい)、
動くことによって表情の変化する衣裳で楽しみです。
書の呼吸が、布の表情にも伝わるといいなと思います。
リハの後にはひと足先に、
設営を終えた『TOKYO 書 2014』展も見せていただきました。
実物を見てこそ価値あり。びっくりするくらい大きな作品がたくさん。
図録ではスケール感はわかりませんので、ぜひ会場へ。
みなさま、お正月は上野の東京都美術館へ!
1月4・5日のそれぞれ午後2時から、観覧無料です。
都美の空間に、弦の響きが気持ちよいです。
踊りでお届けする「書の呼吸」をぜひ感じにいらしてください。
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酒井幸菜ダンスパフォーマンス
『ノワールの呼吸』
2014年1月4日(土)、5日(日) 両日ともに午後2時から30分間程度
@東京都美術館 ギャラリーA
観覧無料
振付・出演|酒井幸菜
演奏|佐藤公哉(ヴィオラ)、関口将史(チェロ)
衣裳|長嶋恭介(BEDORO)
☆公演詳細ページ
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